スポルティーバ11月号

久々に買った。2年ぶりぐらい。「野球を救え!」の特集の文字に惹かれた。
その中の一章「なぜ、近鉄バファローズを殺したのか」。
これはぜひ読んでもらいたい。近鉄ファンは当然知っていることなのかもしれないし、知っていながらバファローズと選手が好きで応援していたのかもしれないことなのだが。自分の憶測で思っていたことも結構書いてあって、ああやっぱりと思ったり。しかしすごいね、「優勝されると年俸を上げなきゃならんから困る」とか映画やマンガに出てくるようなステレオタイプの極悪経営者そのもの・・・。
あと、ライブドアの堀江氏のインタビューもちょこっと。共感する部分(長嶋頼みの構造への批判とか)もあるが、それを今言っちゃ・・・って感じの部分もある。参入が決定してからいくらでも言えばいいことなのに、これから審査っていう時にわざわざ事前に印象(機構側の人間から見たらの印象ね。世間的には言ってることは間違ってないと思うけどね。)を悪くするようなことを。そういえばちょっと前にもテレビで言ってたな、「話の通じない人たちと交渉するのはタイヘン」みたいなことを。
まあ、それが本人のスタイルと言ってしまえばそれまでだが、あまりにも軽率な感じを受けた。それと同時に「参入がダメならダメでいいや」っていう軽い雰囲気すら感じてしまったね。この人、本気で球団を持ちたいと思っているのかな?あくまで一ビジネスの入札みたいな感じなのか?
最後に、「巨人ファンの憂鬱」という記事の中で印象に残った一節。巨人ファンの野球少年への取材中にライターが心の中で送った言葉--「巨人よ、彼らが物事を理解し始めた時に、彼らを失望させるようなことはしないでくれ」--。俺もそう言いたい。親会社が好きでファンになったわけじゃない。金持ち球団だからファンになったわけじゃない。純粋な心のうちにファンになったチームは、大人になっても堂々とファンだと言えるチームであってほしい。
だから改めてここで宣言します。俺は巨人ファンだ。巨人が好きだ。(スッキリ!!)