21日 第88回全国高校野球選手権大会・決勝

早稲田実 4-3 駒大苫小牧

    • もうどちらが勝っても負けてもよかった。とにかく一方的な展開にならないこと、両エースが壊れてしまわないことを願っていたので、とりあえず無事終わってよかった。
    • 早実初優勝おめでとう。0Bのプレッシャーの中よく頑張った。これからはまた別のプレッシャーが付いて回るかもしれないけどね。
    • その勝ち続けるプレッシャーに向かっていった駒苫。試合終了後のエースの表情なんかを見ていると、「やっと終わった」って感じが伝わってくる。三連覇のプレッシャーは辛かったと思う。勝った後にアルプススタンド前に挨拶しに走る18人の姿を見ても、2年前の初勝利の時のような満面の笑みでアホみたいに全力疾走して勝利を喜ぶ姿は無かったもんな。それでも決勝までコマを進めて来たのは大したもの。
    • そういえば駒苫って3年前にも再試合(降雨ノーゲーム)で負けてるんだったね。そこから夏はずーっと負けなしで来たわけだけど、それ以来の負けとなってしまった。これをまた新たなスタートとして、勝利を素直に喜べる野球をして欲しいな。

最後に。今年は閉会式の講評での「残念なのは、相変わらず多い見逃し三振です」のお言葉がなかった!!大会史上最多の60本塁打が飛び出すぐらい打ち合いの試合が多く、さすがに見逃し三振の数も減っていたのか?

ここで会長の「見逃し三振」考についてこんな記載を発見

http://mbs.jp/announcer/meikan/ana_16/200503.html
会長が最も嫌う「見逃し三振」については、「見逃しは次につながらない。振れば当たるかもしれないし、ファウルになるかもしれない。空振りしたらキャッチャーがそらすかもしれない。見逃したらそれで終わってしまうでしょ。」
MBS・森本アナウンサーのページの2005年3月15日記載より)

確かにね。そりゃあ俺だって「見逃し三振結構」だなんて思いはないよ。プロアマ問わず押せ押せのチャンスで見逃し三振なんかされると、あぁぁぁ・・・ってなるもんね。なんで振らないんだ、と。
でも「多い」ってのは感覚的なものなんじゃ?
そんな疑問には次のような記載

http://mbs.jp/announcer/meikan/ana_16/200604.html
会長は閉会式で講評として大会の全体を総括して実際に言葉にしていますが、その基ともなる資料が存在するのです。わたしも現物を頂戴しましたが、出場校の内訳から上位校の年度別分布、県外生の人数などがあり、試合では点差や展開、延長。エラーにしてもその内容やポジション。バントの成否と会長が最も嫌う「見逃し三振」の割合。数字にとどまらず、印象的だったプレーや選手だけでなく審判の動きに対する批評も加えられ、これだけで1冊の本にできるくらい正確でわかりやすいものです。会長は就任以来、毎年のセンバツと夏の選手権で同様の資料を作成しています。
(同2006年4月14日記載より)

へぇー、ならばちゃんと数字を言ってほしかったよねぇ。じゃないと例年よりも多くて「多い」のか、減りはしたけどまだまだ多いから「多い」のか分からないじゃん。指導するほうも、選手も、根本的に練習内容を変えた方がいいのか、今のままの練習を続けて行ったらいいのか迷ってしまうと思うんだけど。

ま、今大会はそんな決まりのお言葉も忘れるぐらい稀に見る乱戦、激戦だったということで。選手の皆様お疲れさまでした。