19日 第87回全国高校野球選手権大会・第十四日 準決勝

宇部商 8-10 京都外大西

    • 京都外大西の11番がこの試合も2回途中から120球。腰で投げる感じがなく、明らかに疲れている感じ。
    • おそらく決勝戦も1番が先発だろうが、どれだけ長く持ってくれるかがカギ。2試合連続で点を取られないまま交代させられているので、エースナンバーの意地をどれだけ見せることができるか。
    • 宇部商のエースは県大会から10試合連続完投だとか。やはり懸念していた「エースで四番」と心中という形になってしまった。最近では珍しい9人野球。昔ながらの高校野球を見せてもらった。
    • 京都勢の決勝進出は7年ぶり。あの時は京都成章が横浜の松坂にノーヒットノーランを喫したんだよな。準決勝での松坂温存に、こりゃ決勝ではノーヒットノーランでもやるんじゃねーのか?と冗談で言っていたら本当にそうなったっていう。今年は?・・・。

大阪桐蔭 5-6 駒大苫小牧

    • 駒苫が勝つなら、初めにドッカリと点を取ってお祭り状態にならないと・・・と思っていたが、2回にまさかの5点。バントの小フライの処理を大阪桐蔭の1番が焦って生かしてしまったところからの連打だったが、あれだけいい球を持っているんだから、そんなに焦る必要ないのに。そのへんはやはり高校生か。
    • それ以上に5回までノーヒットに抑えた駒苫の11番にビックリ。まさかの展開。
    • 大阪桐蔭の1番も、デッドボールを受けた後にいい具合に力が抜けたのか、3回以降は復調。
    • 7回に3点返したところで流れは完全に大阪桐蔭。8回に同点に追い付いて、9回の駒苫の攻撃を三者連続三振に斬ったところで決まったかなと・・・。
    • ところが10回、全く打てそうな気配がなかった駒苫打線が1点勝ち越し。もうどっちに転ぶが分からねぇ・・・。こういうのを見せられると、ドラマも映画も所詮作り物って思えてくる。
    • 最後は一発出れば逆転サヨナラという場面で、昨日3本塁打の8番が三振でゲームセット。去年の決勝でも最後に鵜久森(済美、現日本ハム)まで回してくれたし、駒苫魅せてくれるねぇ。
    • 結局駒苫は11番10番のリレーでエース温存。勝ち投手は10番で、これで3投手に勝ちが付いた。決勝ではエースが先発してくるだろうが、誰が投げても高いレベルで力に差が無いのは強みだ。
    • 最後にひとつ、駒苫の監督と8番が似てて、一瞬どっちがどっちだか迷うんだけど・・・。