『巨人軍論』野村克也(角川oneテーマ21)

よくある巨人本の中で、予想以上に巨人(大昔の)を持ち上げる内容は珍しくもあり、逆に気持ち悪くもあり。
その昔、強かりし頃の巨人の野球は戦術的に常に他を先んじていて、そこにさらに伝統が加わることで「無形の力」を発揮し、それこそが巨人の強さであったらしい。
それを考えると今の楽天は、マスコミによって先行して作られた野村監督のイメージが「無形の力」となって、逆に味方の選手・コーチとの間にカベを生んでしまっているような・・・。
私的評点:4★★★★☆(何年か後には「楽天」で本が書けているといいですね。)